その流れで、自分のGitの実力を棚卸ししてみた。すると、はっきり弱点が見えた。「動いている」と「分かって使えている」は、まったくの別物だった。
Contents
できていたこと
最初の登録までは、もう体に入っている。
.gitignoreという設定ファイルで、パスワードやAPIキーをうっかり公開しないようにする- 最初の登録の流れ(init → add → commit → push)
とくに .gitignore の大切さは身にしみている。.env という秘密情報のファイルをそのまま公開リポジトリに上げてしまうと、APIキーが世界中から見える状態になる。最悪、第三者に勝手に使われて課金される。だからここだけは慎重にやってきた。
抜けていたこと
問題はその先だった。普段の開発で当たり前に使う操作が、ごっそり抜けていた。
- コミットに残る「自分の名前とメール」の設定をしていなかった(毎回、警告が出ていた)
- 「ブランチ」を一度も使っていなかった。全部、本番用の場所に直接反映していた
- 2回目以降の「どこを変えたか」を記録しながら積み上げる、という日常的な使い方
とくにブランチを使っていなかったのは危うい。もし誰かに使われているアプリで、新機能を入れようとしてバグを混ぜたら、本番がそのまま壊れる。別の作業場所(ブランチ)で試してから本番に反映する、という習慣がなかった。
理屈から学び直すことにした
そこで、自分用に小さな練習問題を作った。コマンドを丸暗記するのではなく、「なぜそうするのか」を理屈から理解するための問題だ。
たとえばこんな問いだ。
- なぜGitは「全部のコピー」ではなく「変化した差分」を記録するのか(容量とスピードの観点から)
- コマンドを打つ前に必ず確認すべき1つのコマンドは何か(今いる場所を間違えないために)
- mainに直接pushした場合と、別ブランチで作業した場合で、バグが入ったとき何が違うか
1問ずつ潰していくと、これまで「おまじない」だったコマンドが、意味のある操作に変わっていく感覚がある。
気づいたこと
このブログのタイトルを「試行錯誤メモ」にしたのは、完璧を目指さないためだった。今回もその姿勢のままでいい。「とりあえず動いた」で止めず、ときどき立ち止まって「なぜ動いたか」を確かめる。そのひと手間が、初学者が次の段階に進む鍵なのだと、Gitを通じて実感した。
機材でもなく、難しい知識でもない。「分かって使えている」状態を一つずつ増やすこと。それが今、自分に一番足りていないものだ。
Git / GitHub
このブログでは、ローカルLLM・Aider・個人開発の試行錯誤をそのまま記録しています。
